どんな許可であれ申請する際に知っておくべきことがあります。それは、次の3つです。

✔審査基準

申請により求められた許認可等をするかどうかをその法令の定めに従って判断するために必要とされる基準

✔標準処理期間

申請がその提出先の機関に到達してからその処分をするまでに通常必要とされる標準的な期間

✔処分基準

不利益処分をするかどうか、又はどのような不利益処分をするかを、その法令の定めに従って判断するために必要とされる基準

これらは行政手続法という法律で定められています。許可する行政庁が、申請者に対して許可・不許可の処分をする際のルールです。

行政手続法では、許可行政庁は、これらを申請者に明らかにして守るよう義務付けられています。

審査基準を知っていれば、これをクリアすればいいことがわかります。

標準処理期間を知っていれば、いつごろ結果がわかるのか、前もって知ることができます。

処分基準を知っておけば、どういう場合に申請者が不利になる処分がなされるのかがわかり、あらかじめ回避できます。

これらは許可行政庁に課されたルールですが、裏返して言えば、申請者がスムーズに許可を取る秘訣ともいえます。

許可の要件や審査基準をよく調べもせずにやみくもに書類をつくって申請しても、何回も修正させられたり、差し戻しになったり、あまり出来が悪いと取消しになったりします。

ですので、許可申請をする際には、これらのことを許可行政庁のホームページで調べたり、申請窓口の担当者に直接訊いてみましょう。

役所の担当者も訊ねられたら回答しなければいけないことになっていますので、遠慮しないで訊きましょう。

役所とのやり取りが苦手でしたくないという方は、思い切って当事務所に依頼してください。あなたに代わって当事務所が許可をお取りしますので。