日本政策金融公庫が行っている創業融資の代表的なものとして「新創業融資制度」と「新規開業資金」があります。このふたつを比較すると、新創業融資制度の方が新規開業資金にくらべて、無担保、無保証なので有利に思われます。

そこでもう少し詳しく、新創業融資制度のメリットとデメリットについてみてゆきましょう。

◎新創業融資制度のメリット

  • 不動産担保が不要
  • 生計を別にする第三者の保証が不要
  • 会社代表者の保証も不要
  • 信用保証協会の保証も不要

▲新創業融資制度のデメリット

  • 借入限度額が3,000万円(うち運転資金は1,500万円)
  • 公庫融資の中でも金利が高い
  • 返済期間が最長7年まで(設備資金は20年まで)

以上が主なメリットとデメリットですが、このほかにも満たさなければならない要件があります。

例えば自己資金の要件ですが、事業開始前または事業開始後で税務申告を終えていない場合は、創業資金の10分の1以上の自己資金のあることが確認できなければいけません。

新創業融資制度が他の融資とくらべて有利だとはいっても、やはり公庫が定めた要件をクリアしなければ借りられませんので、要件をよく確認することが必要です。

しかし、地方自治体の制度融資では、ほとんどの自治体で、自己資金の額が融資の条件になっているのと比べると、自己資金の9倍の金額まで借りられるので、その点では制度融資よりはメリットがあるといえます。