今回は僭越なことを申し上げますが、行政書士にとって良いお客様とは、法令を遵守するお客様です。いわゆるコンプライアンス(法令遵守)の精神がある企業の皆さまです。

最近、コンプライアンスをうるさく言いだしたのも、業界を問わず、また名だたる大企業までが法令違反をし、数々の不祥事や事件を起こしているという背景があるからなのですが、まさにこのコンプライアンスに関わるのがわれわれ行政書士の仕事なのです。

なぜなら法令を守るためには、きちんと許可や届出などの手続きをしなければなりません。まさにその手続きをするのがわれわれの仕事なのですから、仕事を依頼してくださるコンプライアンスの精神がある企業の皆様は良いお客様となります。

一方、違反する企業の方々は、手続きをそもそもしないわけですから、お客様にはならないわけです。当たり前のことですが。

しかし、ここで誤解して欲しくないのは、われわれ行政書士に仕事を依頼してくださるから良いお客様だというだけではないということです。そういうみみっちい独善的な話ではありません。

法令を守るということは、社会的責任を果たしているということです。すなわち企業が消費者のためになっている、もっと大きく言えば国民の生活のためになっているということです。

派手なCMを打って、”お客様のために”とPRするのも結構だと思いますが、まず法令を遵守することが先決ではないでしょうか。何よりもそれが消費者のためにもなるし、結局は企業の皆さまの利益にもつながることなのではないでしょうか。ビジネスは何より信用第一ですからね。